安倍政権は放っておいてもコロナ禍で勝手に自滅する🈔

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安倍政権末期で政治勢力は分裂する

もともと私が政治闘争に首を突っ込むことになってしまったのは、桜井誠や瀬戸弘幸に原因がある。
反自民というより反在特が政活の起点であり、私にとって安倍政権自体はその過程で対峙しなければいけなかっただけに過ぎない。
在特会が強くなってきたのは第二次安倍内閣発足後、2012年からであり、安倍内閣の盤石が強くなるに従って彼らの勢力も拡大したような状態であった。
いわゆる保守勢力の中でも最も過激な層が桜井誠率いる「行動する保守」であるが、2018年までであれば確かに、安倍内閣とほぼ運命を共にしている状態にあったと考えている。
これは打倒立憲、反共産党に「反日を倒せ!」という目的の元に一応一致していただけに過ぎない。ところが2018年辺りには小野寺まさる、上念司との間に確執があり、かつ反グローバル色の強い「行動する保守」は維新とは対立していた。沖縄では我那覇真子と依田啓示が争っており、右派陣営の分断が進んでいる。

もちろん分断が進んだのは右派だけではない。野党支持者側もまた然りである。
山本太郎が結成した「れいわ新選組」は政策の近い共産党支持者から支持者が流れたと言える。加えて彼らはロスジェネ世代(私自身もこの世代に入る)の男性からの支持が多いという。
反面、れいわと立憲は相性が悪い。須藤元気は元々、山本太郎の方が親和性が高かった。都知事選を前にして須藤元気は「本来いるべき場所に戻っただけ」だ。
この先、安倍政権が末期になればなるほど、また別の勢力が分裂していくだろう。
『安倍晋三』という共通の敵がいなくなった後、左派の分断も右派同様、それなりに深刻に進むだろう。

Twitter政治アカウントは『自分自身』を取り戻せ

「日本を取り戻す!」とは安倍晋三が選挙で使ったキャッチフレーズであるが、Twitter政治アカウントはそろそろポスト安倍を見据えた行動を考える必要があるだろう。
個人的な見解だが、政権としては自民が続くものの、石破茂が総理大臣になった場合にしろ岸田文雄が総理大臣になった場合にしろ、安倍晋三の時ほど右派が強くいられる状態にはならないだろう。もちろん、だからと言って左派が強くなるわけでもない。
ただ一つ言えるのは、右派左派双方、今までのような勢いのある政治運動が展開されるとは考え難い。むしろ分裂が進んでいるので、Twitter政治アカウントなどは迷走するのではなかろうか。
方やポスト安倍の政権も、アベノミクスのリカバリーに追われるだろう。
恐らく安倍晋三はアメリカ大統領選前の解散総選挙をやるであろうが、しかし政権自体はもう長く持つまい。
果たして何のために政治闘争に身を投じたのか。
闘争以外に自らの居場所はないのか、それとも闘争以外の方法での政治活動をするのか、居場所を見出すのか。
今一度、自身の政活を振り返り、少しでも闘争以外の場所を見出せそうな人は「自分自身を取り戻す」べきではなかろうか。
少なくとも安倍政権が崩壊に進んでいく今、各々にそのための時間が必要なのではないかと、私は考えている。

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