またフジテレビ!!-年明け1ヶ月も立たない内に2件目のBPO案件か?!

ネット右翼という言葉はもう古いのかも知れない。
今やテレビも殆ど右を向いていると言って良い昨今では、最早テレビ右翼の方がしっくりくる。そんな気がしている。
DHCの持ち物番組、ニュース女子では取材に基づかない偏向した報道姿勢が糾弾されていた。
そして今回、新たに上がった右翼案件がプライムニュースだ。
産経新聞ソウル在中記者、黒田勝弘氏による韓国人の人物像が物議を醸している。

今回の放送に対して「BPO案件だ」との声が寄せられる理由については、日本民間放送連盟の放送基準第1章、人権に関する規定に触れる可能性があるからだ。
放送基準第1章には、次の1つが定められている。

  • (1) 人命を軽視するような取り扱いはしない。
  • (2) 個人・団体の名誉を傷つけるような取り扱いはしない。
  • (3) 個人情報の取り扱いには十分注意し、プライバシーを侵すような取り扱いはしない。
  • (4) 人身売買および売春・買春は肯定的に取り扱わない。
  • (5) 人種・性別・職業・境遇・信条などによって取り扱いを差別しない。

この内、プライムニュースの行った内容は(2),ないし(5)の条項に抵触すると思われる。
この報道に関し、フジテレビへは抗議が殺到している。韓国に在住経験のあるユーザーはこうツイートしている。

こうした不適切な発言は先日、松本人志による「体を使って」発言が物議を醸したばかりであり、しかも今回のプライムニュースで「またフジテレビか!!」ときている。
フジテレビはかつて韓流をたくさん放送したことにより、フジテレビ抗議デモを受けている。
その影響からか、今や完全に右に振り切れた番組体系を組むようになった。
完全に右に振り切れた結果、2019年が開始して1ヶ月と立たない内に、倫理を欠いた発言を立て続けにチャンネル内で出している。
こうした倫理を欠いた放送を立て続けに行うフジテレビ。
もしや今度はフジテレビ前でヘイト番組を止めさせるよう抗議デモをしなければいけなくなっているのだろうか?
日本人はまだまだテレビの国民だ。インターネットの記事はなんだかんだでテレビの話題で書かれているし、情報源として一番先に来るのはまだまだテレビなのだ。
そんなテレビで韓国人を差別するような番組が放送されることの意味は大きい。ネットより遥かにテレビの影響力は大きいのである。
既に在日韓国人を対象としたヘイトデモは各地で毎月のように起きており、ハナ信用金庫放火事件や朝鮮総連銃撃事件と言ったヘイトクライムまで起きている。こうした行動が義挙として賞賛するものもいる中で、死傷者が出なかったのは不幸中の幸いとしか言い様がない。
テレビ放送の与える影響力は大きい。ヘイト報道が時として人の命を奪い得ることをフジテレビは認識し、自社の倫理を今一度見直すべきであろう。
尤も、そんな反省を期待できる会社とは思えないのだが・・・。

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