[#0301辺野古埋めるな東京大抗議]の現場から

警官隊の道路封鎖

官邸前のデモは国会前より警備が強くなるような気がしており、昨年の京まふ前日に行った官邸前デモでも、相当数の警官隊が投入されていた。
やはり首相のお膝元だからだろうか、まるで軍隊のように規律正しく何百人もの警官隊が走ってくる様は、まさに圧巻である。
今回のデモも官邸前に行くための道路はほぼ封鎖されると見た私は、18時半の段階で永田町を出発した。
永田町から200mも歩けば警官隊はチラホラとおり、道路封鎖をする気満々なオーラをたぎらせてくる。
ズラリと並ぶカマボコ(機動隊車両は通称:カマボコと呼ばれる)。いかに多くの警官隊が投入されるかは、想像するのは容易であった。

19時頃には国会議事堂前駅の3番出口は封鎖される気配が満々となっていた。
何やら女性刑事と思しき人物が指揮を巡査と打ち合わせをしており、封鎖する時間の相談だったのかも知れない。
官邸前に行くには一番近い出口が国会議事堂前の3番出口であり、ここを封鎖された場合、遠回りするしかなくなってくる。
そして恐らく前回の官邸前デモの教訓からか、18時半の反原発デモに混ざりながら目的のデモの開催を待つ参加者も多かった。

今回、唯一スピーチすることになった国会議員は、共産党の小池晃議員だ。
議員が議員会館にいる。
それ故に、デモの声はしっかり届くと言う。
以前、入管法の際に行ったデモにおいても、国会議事堂の中にデモ隊の声は届いていると言われた。
あくまで私の目見だが、参加者は概ね2000人程度。確かに議員会館の中には届いていそうである。

政府は県民投票の結果に沿って辺野古を撤回すべきである

暫くコールが続いた後、かつてのSEALDsメンバーのスピーチがあった。

確かに前半部分にはかなり違和感を感じるものがあったが、父親が自民党の人間でありながら、一方で辺野古を守るためのデモに行くことは尊重されたとの話を聞くと、半分納得の行くものはある。
世間的にもまだまだ安倍政権の支持率はあるもので、私のPJチームメンバーでも「安倍辞めろだけじゃダメなんじゃない?」という声は聞いている。
(とはいえ私はSEALDsは一つの成功例だと思っている)
私が辺野古全般を通して思うのは、次の通りでだ。

有り体に言うと、私はローラ発言にはあまり関心が無かった。別に芸能が好きではないし、ローラ自体にも大して関心は無かったと言うのが本音である。
しかし、元SEALDsの元山氏が「賛否を決めるために県民投票をしよう」と言ってハンストを行ったことは評価しているし、少なくともそこで「辺野古は止めろ」ではなくて、キチンと「県民投票で賛否を決める」ためにハンストをした。言わば、直接民主主義ではあるが、民主的な判断を持って決めようと言う選択だったのだ。
結果として、沖縄は辺野古にNoが圧倒的多数となった。
政府はこの意見を真摯に受け止め、直ちに辺野古は中止するべきであろう。
でなければ、単に大成建設と菅官房長官の利権のための工事である。
沖縄は確かに辺野古へNoと言ったのであり、この結果は決して矮小化して良いものでは無いだろう。

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