高野山の僧が民族差別発言-これ聖職者見習いとして如何に

高野山と言えばその名を知らぬ日本人は殆どいないであろう、日本の仏教の総本山が1つである。
人口約2500人の内、3分の1に相当する800人が僧侶である。
そんな仏の教えが行き届いたはずの高野山で、一件の事案が発生した。

この安田空源氏は、高野山の広報担当として、テレビにも出演した経歴を持つ。
南海電車で行く高野山SP(前編)に、安田空源氏の名はあった。
ツイート中のスクリーンショットに撮られているものは高野山大学に掲載されている、安田氏のインタビューページだ。
「檀信徒の方々だけでなく、一般の方にも高野山の素晴らしさを伝えたい。」
と言う意気込みと、広報として仏教を広めて行くことについての熱い思いが書きとめられている。
そんな彼の口から、まさか「韓国人、3人集まればドクズかな」と言う、僧としてあるまじき発言がなされている。それも2回である。

この事態には勿論講義が殺到した。
高野山は苦情の対応に追われることになったであろう。
まして、一度テレビにも出た上、高野山大学の紹介ページにも出ている僧侶の発言ともなれば、例えツイッターでフォロワー数が少なくとも、高野山のイメージはガタ落ちとなる。
高野山は差し当たって謝罪文を出したものの、時は既に遅い状態と言っても良いかもしれない。
既に5chなどで悪評が立地、拡散されてしまっている。
こうしたヘイトスピーチを行う寺院はいつぞやの光照寺事件を思い出す。
日本における仏教は朝鮮半島を経由して伝わったものではないかと思うのだが、しかしそうした経路を抜きにして僧侶がヘイトスピーチを行うなどいかがなものであろうか。
これではまさに日本は末法の世。日本の坊主は他宗教の司祭に比べれば世俗に塗れていると思うが、しかしこれでは仏教の素晴らしさを他人に伝えるなど、到底不可能であろう。
心を清めるはずの寺院で、僧の心が乱れている。これで仏教の素晴らしさがわかるかと言えば、まず無理な話である。

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