ネットフェミニズムの要望に応える最適なソリューションが実は改憲<1>

野党支持者から出た「リベラルに失望」

一応野党支持者全体で見れば、宇崎ちゃんポスター事件におけるリベラル界隈の動きとしては、太田弁護士や岩渕潤子氏に賛同する動きが多い。
しかし、私の周りでは「リベラルに失望した・・・」という人が割といる。
「野党支持で自民党は嫌である」という基本的な部分は変えていないのだが、やはりネットフェミニズムに合流しているリベラルが多いため(心無しか共産党支持者には特に多い気がしている)、トリエンナーレの直後に太田弁護士の「宇崎ポスターは環境型セクハラだ!」の声に賛同するリベラルの姿を見て、ネット右翼との共通性を見出してしまったのが大きいと思われる。
ともあれ、ネットフェミニズムに合流した人は生真面目な人が多く、弱者救済を掲げる共産党系の人とは何かマッチしてしまったのだろう。なので野党支持者内でも立憲、れいわ支持者辺りでネットフェミニズムに合流した人は、そこまで多くないように見受けられる。不真面目な私からすれば「何やってんだコイツら・・・」でしかなく、世間から見たオタフェミ論争は「コイツらいっつも喧嘩してて仲良いよな」とでも見えているのかもしれない。
ある共産党支持者が「リベラルのアンチフェミニズムネット右翼相手にするより疲れる」と言っていたが、これは「そりゃそうでしょうよ。」としか言いようがない。
なぜ野党支持者内でアンチフェミニズムに走る人が出てしまうのか。大きな勘違いとして彼らの言う「アンチフェミ」は、別に男女平等化自体には反対しているわけではない。ただ、ネット右翼と変わらないやり口に呆れているのである。

やってることがトリエンナーレの電話アタックと同じ。これに嘆息した者が「(ネットフェミニズムに加担する)リベラルに失望した」と考えてきたのではなかろうか。

ネットフェミニズムに最適なソリューションは改憲⇒即ち左翼の負けを意味する

思えばネットフェミニズム論争は10年以上も前から不毛な争いを続けている気がするが、果たして太田弁護士や岩渕潤子氏の悩みを解決するのに効果的なソリューションは無いものか。
実は一つ最適なソリューションがある。それは憲法改正だ。
自民党改憲案には表現の自由に関して、次の文言が入っている。

公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、 並びにそれを目的として結社をすることは、認められない

公の秩序を害することを目的とした活動はできない。これは反政府運動ができなくなる、という点においてもそうなのだが、同時に性的なコンテンツ頒布においても「公の秩序を害する活動」として有効だ。
例えばお隣の国、中国では「性的コンテンツは人々の心身の健康に危害を及ぼし、社会の文化や環境を汚染する害するゴミ」と定義されている。この基準を日本で適用したとしよう。
まずSQジャンプは発刊禁止だ。続いて矢吹健太朗、長谷見沙貴は逮捕。実刑で懲役が付く。更に言うと、こうしたコンテンツを配信、頒布している者を通報したことで、なんと報奨金まで付くという、ネットフェミニズムにとって天国な環境なのだ。
そして自民党改憲は実に中国共産党の施策とかなり近しい存在なので、憲法改正はネットフェミニズムにとって最適なソリューションになるのだ。
つまるところ、表現の自由という一点だけを取った場合、太田弁護士や岩渕潤子氏の目指す日本社会というのは、自民党改憲案とほぼ一致しまうのだ。
私はとあるネットフェミニズムに合流している共産党支持者にこう言った。

「性表現規制したきゃ好きに規制して良いし、秋葉原を壁で囲いたいならお好きにどうぞ。別に私は何も困らないし、大多数の一般人は気にも留めない。」

どうせアニメオタクでない一般世間は大して気にしないこと。秋葉原を壁で囲んだところで行かない人にとっては害も益もないことであるし、やりたきゃどうぞである。
そこでの返答が「私たちは表現を規制したいわけじゃありません。不快に思う人がいるから配慮して欲しいんです!」というものだった。
性悪説に立って考えれば「配慮とか何を甘っちょろいこと言ってるんだ。どうしても見たくないなら法規制しかあるまい」というわけで、アメリカではその前提に立っているから性表現に関する規制は厳しく、それ故にAppleのappStoreでも厳しい審査がある。
私は現実的な表現規制案として、Appleの基準を参考にして頒布できるコンテンツを決めたらどうかと提案したが、もちろん耳を貸す者などいるはずもなし。
「そんなに言うならフェミニストこそ数値としての具体的な規制案持って来いよ!」と言った野党支持者もいたが、ネットフェミニズムに合流しているリベラルからも当然対案が出ることはなく、それもそのはずで規制案を受け入れた瞬間、自民党改憲案の正当性を認めることになってしまう。それは即ち左翼運動の敗北を意味するものであり、ネットフェミニズムに合流しているリベラルは絶対に呑めない条件でもあるのだ。

次ページへ

Script logo