ローラの言葉の華と影

TBCのエステ広告を筆頭に、芸能に疎い私ですらその顔を見ないことは無い日が殆どないモデル、ローラ。
有名な彼女が辺野古の海を守ろうと発言したことは、Twitterの政治クラスタ以外でも知っている人は多いと思いたい。
辺野古の土砂投入をめぐっては日米両国で土砂投入を辞めさせるための署名活動が盛んになったが、日本政府にその声が届くことは最後まで無いだろう。
一応私も署名をしたが、果たして日本からどれだけの署名が集まったのかは疑問である。
安倍首相はサンゴは移植し、土砂は投入したとのこと。
私は所属するプロジェクトメンバーと「会社にいる人にローラ発言をどう思うか聞いてみるのが改憲阻止の近道」と言われたことに同意をしてはいるのだが、果たしてそれが出来た人は何人いるだろう。
もともと会社で孤立している私は会社のおばちゃんにソイツを訊く度胸はなく、仮に聞いたとしても芸能を知らないから話が発展しないワケだ。
この如何ともしがたい状況で生きているTwitterの政治クラスタは、私だけではない気がしている。

辺野古の反対運動についてローラの存在は欠かせないと理解しているし、何と無く求められて署名をしたとは言え、かと言って私はローラ自身には全く興味はない。
どちらかと言えば私はローラよりホリエモンに賛同の立場であったし、まぁこの一件については長谷川豊の方が正しいのだろう。
(少なくとも「言ったことの責任は持てというホリエモンの言葉は100%正しい」)
保育士だかベビーシッターだかに関する発言に関しても、防犯の観点から言って国際常識的に考えて男がそうした職に就く事はないと言っていた。
で、正直なところ、ローラの発言が辺野古を守るのに影響力を持ったかというと、それはほとんど影響をもたらすことは無いと思っている。
ブライアン・メイにしてもそうなのだが、そもそも往時のQueenを知っている人がどれだけ日本にいるだろうか。
まぁ結局のところ、大勢の日本人を巻き込むだけの影響力はローラには無い。ローラ旋風を使って辺野古を止めようとしても、それは徒労に終わるだろう。
辺野古を止めるための署名で20万集まったというが、果たして日本人の署名がどれだけあっただろう。
恐らく大半は米国人や英国人の良心による署名だと思っている。日本の署名はせいぜいTwitterリベラルの4万程度しか無いのではなかろうか。
少なくとも選挙に行かなかった4922万人にとっては、ローラの影響力は殆ど及んでいないと見ており、辺野古の工事を止められるか否かは、ほぼトランプに全部委ねられていると言って良いだろう。

昨年末のロビー組織でのミーティングでは、ローラを活かして職場の人に「ローラ発言に関する感想を聞いて左派に取り込もう!」という話が出て、その必要性に納得したたため、それはツイートした。

もっとの、この話に関しても、行動に起こした人はほとんどいないと思っている。
それくらい政治の話は職場でタブーであるし、何より私は日本のリベラルに行動力がないことをよく知っている。
結局、ローラの発言も辺野古を止める原動力にはならず、今後も辺野古の工事は続いて行くのだろう。

Script logo