文大統領の再選狙報道にハングル名のツイ民からお叱りが

良いか悪いかは別として、現在の韓国における大統領制は5年担任制だ。
大統領として手腕を評価してもらうためには、良くも悪くも5年でキチンと成果を出す必要がある。
そして、この記事を書いている現在(2019.1.24)、向こうの現行憲法では再任不可だ。
現在ではアメリカ同様の1期あたり4年、再選は1回までの最長8年を可能にするかどうかの議論が韓国でもあるようだ。
ところで日本のテレビ番組は「文大統領は再選を狙っている!」というワイドショーをやっている。
そのワイドショーについて、ハングル名アカウントから反発が起こっている。
具体的に2つのツイートを紹介しよう。

私も含め、この事実を最近知った者は、割と周囲にはいた。
その制度の良し悪しは判断できないが、私の周りにいるリベラル左派の人間からは、独裁防止として概ね好意的に捉えられていることが多い。

歴史だけでなく現在も修正してしまったテレビ右翼

私の周りにいる左派の多くが、歴史修正主義というものに対するアンチテーゼを唱えている者が多い。
基本的に選挙で勝つにおいて『反歴史修正主義』は票を集める要素には全くならないため、基本的にこのイシューでは戦わない方が良いと伝えている。
しかし、これは流石に行くところまで行ったなと思う何かがあり、よもや歴史だけでなく、今現在の法制度まで自己流に脳内修正してしまったのだろうか。
無論、思想・信条の自由はあるから、内面で思うのは勝手なのだが、それを発信してしまうのは罪である。

長浜浩明著(昭和22年生まれ)-【韓国人は何処から来たか】の第十章には「韓国人よ、己の歴史を恥よ」という項目がある。

「これから日韓の友好関係を深めて行く為に本当の正しい歴史をしかるべき科学的、論理的、文献学的、考古学的、DNA的根拠を持ってお互い確認してその上に立って初めて真の友好関係が樹立されると私は信じています」
という言葉で締めているが、日本のワイドショーは現在の韓国の制度を歪めているのだから、こんなことでは「韓国人は自国の歴史を恥じろ」などと言うのは尊大では無いか。
かつて見下していたはずの中国は大国になったからか何なのか、最近はとにかく韓国を貶めることで自己の正当性を主張しようとする言動ばかりが見られる。
ネット右翼は200万人いると言われているが、その200万人はかなりテレビの世界にも進出して来ている。いつの間にかネットだけではなく、テレビまで右翼的言説を流すようになってしまったのか。
これでは韓国人に己の歴史を恥じろと言う前に、まず自らの襟元を正すべきであろう。

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