そうだったのか!!:儒教と右翼思想を見てわかるブラック企業1️⃣

これ朱子学じゃね?

Twitter政活をしている面々を見ると、今の右翼はまず自分を右翼とは認めたらがず、大抵『保守』と言う言葉か「日本を愛する普通の日本人」と置き換えて自分を定義する。
ところが、この保守という考え方自体が『保守右派』を連想させるのが政治クラスタの一般的な認識になっていて、いわゆる『保守左派』に該当するような人は保守を自称する人で見たことはまずない。
まぁ私も厳密に政治思想のことをよく知ってるわけではないし、個人的に保守左派と言うと山本太郎や共産党のような面々を連想する程度だ。
さて、日本の政治思想は現在、右翼思想が優勢だが、一方で労働思想においても右派的思考が優勢であると思っている。
いや、日本の労働観は明治以来、左派的思考が優位に立ったことが殆ど無い。
一体何故だろう。
それは日本人の根本思想に儒教が根付いているからである。
儒教思想は右翼思想と結びついており、儒教と右翼思想を分解すれば、ブラック企業の正体もわかるように出来ている。
森友公文書改ざん問題が長引いているが、問題が発覚する前、塚本幼稚園で学習させられるものに『教育勅語』が話題になった。
恐らく現代語訳にされた教育勅語を読んだであろう面々が「教育勅語は素晴らしい!!」と言っていたのだが、彼らが提示してきた国民道徳協会の現代語訳文は誤訳されたものであった(今も明治神宮のホームページに掲載されている)。しかし、儒教を少しでも齧ったことがある人なら、教育勅語の原文を見た瞬間にこう気付く。
「これ朱子学じゃね?」
ほんの一読しただけで、アレが朱子学だと気付ける文面なのだ。
儒教に詳しいツイッタラーはこう発言している。

私は日本で中学高校時代にやったのは公民じゃなくて皇民なんじゃないかと言うことがあるが、この明治初期〜太平洋戦争敗戦までに至る皇民化教育の影響力や凄まじく、終身雇用崩壊が起きた今はブラック企業の中にその精神が根付いている。

不幸の始まりは秀吉の朝鮮出兵

ことの不幸の始まりは秀吉の朝鮮出兵に始まる。
秀吉の朝鮮出兵。これはあらゆる面で今日の日本の不幸に繋がっている出来事ではないかと思うのだが、労働思想においても最大の不幸の出来事となったことは間違いない。
当たり前だが、当時の日本軍は朝鮮半島に日帰り旅行をしに行ったわけではない。明を目指して進軍するために、朝鮮半島を制圧しなければならなかったのだ。
秀吉の弟、秀長は反対していた出兵なのだが、秀長の没後、朝鮮出兵は実行されてしまう。
最終的には撤収することになってしまうが、この時の朝鮮半島は印刷技術が発達しており、朝鮮朱子学の書物も持ち帰られてしまったわけだ。
持ち帰られた朝鮮朱子学は江戸期に武家流のアレンジが加えられ、明治維新後になって教育勅語として進化(?)した。
私の相互フォローを結んでいる中に「韓国は日本と似てるから嫌い」と言っている人がいた。
韓国にも資本家による搾取構造があり、それが嫌で国外へ居を移す韓国人は多い。移民先の人気No1はアメリカ。
そして日本にもまた、お上からの搾取構造があり、取れない有給、低賃金。そして日本の村社会特有の圧力がミックスし、なんとも生き辛い社畜生活を送ることになる。
その不幸の原因が、秀吉の朝鮮出兵にあることは疑いようもない。

そうだったのか!!:儒教と右翼思想を見てわかるブラック企業2️⃣に続く

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