輸出されずに済んだ日本の原発💡

私は2ヶ月の間だけ、建設現場の仕事に従事していたことがある。
夢真ホールディングス。
「プロジェクトマネジメント」という職名で募集は掛かっているが、実際には現場監督の派遣であった。
大抵はゼネコンではなく、下請け企業の現場監督見習いとして派遣されるのだが、鹿島建設の現場管理の酷さはよくよく話題になっていた。
基本的に都内の現場に派遣されるが、まぁその管理はずさんであると下請け企業の間で評判だ。
2011年に事故を起こした福島第一原発の原子炉は、鹿島建設が工事を受注している。
その鹿島建設は3.14の後、ないか責任を持ったかというと、答えはNo。
責任を持つどころか除染で儲け、廃炉で更にまた儲けるという構図に乗っている。

安倍首相が原発のトップセールスに出ていた当時、一国の首相、それも事故を起こした国の首相が原発を売り歩くなど考えもつかないものであった。
インドにトルコに英国に。
「Under Control Fukushima」はよもや安倍総理の黒歴史発言だと思うのだが、汚染水は今も流れたまま、世界に迷惑をかけているだろう。
PM2.5などと言うものも、福島第一の事故が起きてから急に聞くようになった。
マスクを見ると書いてあるPM2.5への効果。しかし、福島第一事故以前は、PM2.5など聞いたことがなかったのだ。

そしてこのPM2.5が出るようになると、なぜか原発事故によって飛んだ放射線量についての報道はパッタリと止むようになった。
3.11の時の政権は民主党政権であったが、では民主党へのアンチテーゼを糧とする安倍政権は、福島からの放射性物質の飛散情報は上がっているかといえば、これもない。
おそらく線量については中長期的に見れば、東京と言えども深刻な問題になり得るだろう。
一つだけ明らかなのは、日本で失敗した原子力発電所などと言う製品が輸出されなかったことは、まっこと良かったと言う他ない。
既に銚子沖でも洋上風力発電の整備が進んでいる今、原子力発電所などと言うものから早々に撤退するべきである。

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