「ヲタクを釣ろう!」ストライクウィッチーズと組んだ自衛隊の余裕のNASA🚀2️⃣

「ヲタクを釣ろう!」ストライクウィッチーズと組んだ自衛隊の余裕のNASA🚀1️⃣から

自衛隊の高倍率のトリック🃏

自衛官募集のポスターにストライクウィッチーズの登場人物が使われたことで、絶賛炎上中の自衛隊だが、現在、自衛官のなり手は絶賛減少中であることを述べた。
「そもそもあんなポスターに釣られる奴がいるのかよ。」という声が聞こえてきそうだが、実は少し効果があるらしいと聞いている。
ただ、自衛隊に詳しい私の相互フォローの人曰く、自衛隊という仕事は昔から人気が無かった仕事だという。


基本的に好景気になると自衛艦のなり手は減少すると言われている。
率直に言ってアベノミクスを好景気と言えるのか甚だ疑問であるが(名目賃金は上がったが、実質賃金は下がっているため)、では敢えてアベノミクスを好景気であると仮定しよう。
ところで上の2つのツイートを見て欲しい。
まず、好景気の場合は自衛官のなり手は減る。ここまでは良い。
問題は「自衛艦のなり手は減るのに倍率は10倍の難関」ということ。
しかし、実際の自衛隊の試験というのは、なんと足し算(しかも小学生レベル)からスタートするという。
行かんせん、足し算がテストになるくらいなので、恐らく自衛隊の応募者の多くは安保法云々というのは特に考えずに応募しているであろう。
なので安保法が直接応募者数を減らしたとは考え辛い。
これはネット保守に「君が自衛官になりなよ」と言った時に「今は高倍率だから俺が行っても受からないよ」と言われる根拠になっていたりもするのだが、実はこの倍率には数字のトリックがある。
詳しくは「ここが変だよ一般曹の倍率(外部サイト)」に書かれているが、最終的な倍率は応募者数÷入隊者数になっており、試験に臨んだ数÷合格者数となっている。
つまり「誰でも合格できちゃう試験だけど入隊しなければ(恐らく辞退含む)不合格と同じ」という発想だ。だから倍率は実質的に水増しされている(嘘は言ってないけど真相も明かしてない状態
何せ、もし本当に倍率(競争率)が高いなら、全ページで赤旗が提示したグラフは横ばい以上になっていなければならないのだ。

根本的に外交を改善しなければ意味はない

先ほど、アベノミクスが好景気という仮定してこの議論を進めたが、ではアベノミクスが不景気と仮定した場合、自衛隊の応募者は増えるのか。
答えは否。増えることはないだろう。
そもそも、単純応募者数でみれば、少子化をしている以上、必ず減る。目下、目先の問題を解決するなら徴兵によって兵力を賄うことになるだろう。
ただし、現在において「憲法18条:奴隷的拘束及び苦役からの自由」が保証されているため、徴兵制を敷くことはできない。
(と言っても改正憲法案では徴兵が可能になるフシがあり、そこを踏まえての「LGBTは生産性がない」という杉田水脈議員の発言に繋がるのだろう。)
加えて、経済的な面だけを見れば、好景気なら確かに自衛官のなり手は減る。
だが、自衛隊が志願制である以上外交・軍事面で対外脅威が増せば増すほど自衛官のなり手は減少する
更に「ハワイが中国に攻められそうだから君も行って!」と言われた時、大半が「え〜〜、行きたくねぇ!!」と思うのが道理なのではなかろうか。
これ読んでる貴方だって、兵隊になる・ならないの自由があったら、戦時中はやらないでしょ?
真っ先に逃げることを考える人が大半ではなかろうか。
ただでさえ今は外国の脅威が右翼を中心に叫ばれているのだから、そういう空気感を感じ取れば自衛官になろうと思わないのは自然だ。
となれば、本当に改善しなければいけないのは、外交の方なんである。

件のストライクウィッチーズコラボ事件について言うと、個人的にそれで志願者数が集まって国防が強化されるのなら、それはそれで合理的で良いと思っている。
自衛隊は叩かれている内が華だ。吉田茂も「君たちが賞賛されるようになるって時代は暗黒の時代だから」と言っている。
それが合法で合理的なら別に艦これポスター使おうがなんだろうが構わないが、どちらかと言えば「そこまでせんとアカンほど自衛隊は余裕ないねんな」と言うことが丸分かりだと言えよう。
ただ一つだけ明らかなのは、根本を解決しない限り、このようなイタチごっこは続くであろう。
よってまずは外交を解決すべし。ただそれだけのことである。

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