Togetter運用のやりづらさ-とにかくマメさが要求されて仕方ない

ネット右翼はマメである 

2018年の4〜6月と言えば、Togetterの持つ拡散力の恐ろしさを存分に味わった時期であった。
とある大物ネット右翼と揉めていた時期で、ただでさえ12000フォロワー持つ奴さんがフォロワー動員して集ってくるのに対し、Togetterまで使って個人攻撃を行ってくるのだから恐ろしいモンである。
その大物ネット右翼とは6月の中盤くらいからはTwitterでは絡みがなくなり、7月には身元情報がバレてしまったという。
「マイルドマン事件」という高校生の個人情報を弄んだ挙句、最後は弁護士へ特攻して敗北。Twitter引退宣言へと繋がった流れがある。
まぁTwitterとは別に5chでも奴さんは工作をしていたから、無論私も5chに出向いて工作はしていた(と言っても5chは彼の縄張りでなかったから非常に戦いやすかった)。
Togetterの拡散力は恐ろしい。私を個人攻撃したTogetterのPVはあっという間に10万に達したので、本当に冷や汗をかいたものである。
しかし、逆にこれを活用すれば国会前デモの告知とかを拡散しやすくなるのでは無いかと考えた。
早速使ったTogetterであったが、結果としては惨憺たるものに終わった。
次々と付くネット右翼のコメント。そう。ネット上における行動力の差が戦力の決定的な差になっていることを痛感したものであった。

これは強く痛感するところなのだが、政治として呼ばれる区分的呼称の1つに『リベラル(liberal)』という単語がある。
直訳すると自由主義という意味なのであるが、このリベラルという区分にも右派と左派があって、一般的にリベラルと呼ばれる層は、概ねリベラル左派(ハト派)を指す。
一方、リベラル右派(タカ派)はネオリベラルとかリバタリアンという区分けがされ、私も一応リベラル右派に入っている分類だ。
リベラル右派は全般的に金勘定やテクノロジーに関心が高い者が多く、ITなどかなりネオリベラルの独壇場と言って良い(一応リベラル左派にも技術者はそれなりにいる)。
今の日本の右派はネット右翼的な政党がネオリベラルの人間を取り込んで行った側面があるからか、右翼はネットメディアの活用には非常に積極的だ。もちろんTogetterなんかも例外ではなく、敵対者の立てたスレッドでもバンバン批判のコメントを寄越してくる。

一方、リベラル左派の人は全般的に行動力は低い。
SEALDsやエキタスのメンバーのように表で活動するものはホームページを持ち、積極的にネットメディアも使っては行くのだが、悲しいかな、多くのリベラル左派はTogetterの活用には消極的だ。
コメントを付けることを推奨してもコメントは付かないし、お気に入りにも登録されない。
Togetterはほんのちょっとした動作は全てツイートになり、拡散力を得るのだが、拡散に協力してくれることがないためネットでは右翼に負けるわけだ。
ちなみに左派政党は今もガラケーを使っている人が多いのは確かだ。実際に川崎の左派政党と会合した際、先方はガラケーだった。テクノロジーの利用にも大変消極的。というより無関心というか、抵抗すら強い。
Togetterについたコメントが右翼のもので溢れかえると、結局世論は持ってかれるというものがあり、リベラル左派の人がコメントしない以上、マメに右翼のコメントを消していかねばならない。
この作業に疲れるため、私はbaserCMSを用いた独自のまとめサイト形成に励むことにした。
私はHTMLとCSSができ、baserCMSで定義されたCakePHP風の関数なら幾分か使えるので、独自メディアを形成した方が楽だということになってしまった。
Togetterは専門知識がなくても運用できるツールではあるが、リベラル左派の人はTogetterの利用に消極的で、なかなか検索エンジンからの流入が得られていない状態かと思っている。
私は諦めてしまったTogetter運用。
今、私のチームにはTogetterを運用しようと考えてくれている人がいるので、もう少し支援の呼びかけはしたいものである。

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