デマ注意!!-有給強制化しても「使用者」に裏技はない🎮🏢

2019年の4月から有給休暇の新ルールが施行される。
有給発生から1年の間に最低5日間消化させることを義務付けしたもので、守れなかった婆愛、会社は30万円以下の罰金刑の対象となる。
さて、今回の義務化について、ネット上では疑念の声も寄せられている。
「どうせ義務化して休んでもどこかに皺寄せ行くんでしょ」
こんな声も多い中で、制度についてのデマも出回っている。
具体的には強制的に有給を付与しなければならないなら、勝手にどこかの公休を出勤日に変えて、そこに有給を使わせてしまおうと言うものだ(エビデンス)。

確かに如何にも日本企業ならやりそうなことだが、上記のことを行うと脱法行為となる。
このツイートに対し、次のような指摘がなされている。

「土曜出勤日」を所定休日として就業規則などに定めている場合、これらを有給とするのは単なる置き換えであり、労働条件の不利益変更以外の何物でもありません。法改正の趣旨を捻じ曲げるものであり、労働契約法第10条に定める労働条件の不利益変更の合理性もありません。

労働契約上、土曜日を休みにしている場合、勝手に土曜日を出勤にさせて、そこに有給を強制的に使わせると言うことは出来ないと言うことだ。
実はこの手の話はネットによく出回っており、しかも早速実行しようとした会社もまた、話題になっている(エビデンス)。


どうだろう。言ってしまうと、勝手に有給を使ったことにさせた挙句、仕事もさせようと言う見事なまでの脱法行為。
恐らくこの会社の使用者も、先のツイート主と同じことを思いつき、より悪質な手段で実行しようとしたわけだ。

もちろん私なら迷わず休む。
「タイムカードを切るな」と”命令されている”から、残業代を青天井で請求しようと言う意見もあった。
何れにしても、労使間で決まっている「土曜日休み」を勝手に出勤にさせた挙句、そこに有給を使わせると言うことは不可能なのだ。
だいたいからして、週5勤務(1日8時間として40時間)の上に土曜出勤を設けることそのものがナンセンスでもある。

個人的に思うところ、少なくとも安倍政権の数少ない功績と言えるだろう(ただし高プロは最悪だ)。
流石に皆、会社に飼い慣らされすぎな人が多い気がしないでもないが、卑屈にならずに有給を勝ち取っていただきたいものである。

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