金を貰いたがらないのも困ったもの

2018年の4月辺りからか、Twitterで知り合った人と何かプロジェクトを回す機会が多くなった。
4月で着手した案件は完全に有志で集まった公安案件なのだが、8月からは本格的な政治闘争に巻き込まれ、対外折衝も伴う案件が発生している。
私自身は政党座標テストでは経済右派(よくネオリベラルと言われる位置)に分類されているため、金の大事さと言うものをよく理解しているつもりだが、政治界隈でよくリベラルと呼ばれる面々は左派自由主義に分類され、どちらかと言えば経済右派とは争うことが多い。
まぁ、まさか同じチームで唯一の経済右派な私だが、経済左派の人を相手にした時に困る要素があった。

駒場東大キャンパス

Twitterで知り合った人同士で共同作業をするケースと言えば、大半が自社完結型のオペレーションで、特に何か報酬を得るようなケースにはならないことが多い。
ただし、ロビー活動をするとなった状況においては、Twitter外に出て活動することが多くなってくる。
その案件においてはやはり報酬を貰う必要がある案件もある。
いくら理念や政策だけ良いことを掲げても、キチンと中身の伴った行動をできなければ意味がない。
外部の人間として仕事を請け負う場合には、報酬は発生するのが当然だ。
しかし、ここで一つ問題が生じたことがある。それは左派リベラルの潔癖すぎる金銭感覚であった。

ボランティアのビラ配りなのか?

システム開発やWEBデザインと言ったテクノロジーを使ったオペレーションは、それを使うに当たってスキルを身に付けなければいけないことが多い。
WEBという点で言っても、WordPressの運用でさえ何かしらのWEB構築の経験はしていないと楽にはできない。
例えばこのWEBサイトはQuickCMSというツールを使って運用しているが、それでさえ幾分かのCSSやPHPが使えないと、デザインを変更したりTwitterカードをつけることができない。
独学にしろ就労修行にしろ、どんなスキルも習得するには労力を要し、そのスキルを行使して仕事をやるからには対価は取るべきだ。
しかしこの感覚、リベラル左派がロビー活動でプロジェクトをやろうという時に、対価を受け取ることを遠慮してしまうケースがままあるのだ。

「コレは仕事じゃないです。言うなれば応援団。ボランティアのビラ配りのようなものです」

と言われた時にはギョッとしてしまった。
正直なところ対価を貰えない仕事をするくらいなら、その仕事をする時間を自身のコンテンツ形成や別のタスク消化の時間に当てることができるわけで、流石に政党相手と言えど、外部の人間からの依頼をタダで受けるなどということはない。
なんというか、全般的にお金に潔癖な人が多いのが難点だと思っている。
改憲に色々と問題点があるのは私も承知しているし、その阻止に当たって私はPJメンバーと動いているが、じゃあ「〇〇党が当PJ提案のオペレーションをやらないと改憲される」と言っても、そこに対価が出ないなら改憲してしまっても構わないと思っている。
なぜなら、左派の極端な奉仕精神はブラック企業と親和性が高い気もしているし、奉仕の気持ちで謙遜しながらプロジェクトをやるようなら改憲してしまって良い。
ただでさえ今の日本国憲法で保証される人権が建前でしかないから、その建前でしかない人権をキチンと機能させるために護憲したいなら、まずはキチンと対価を受け取る気持ちを持つことだ。
でなければZOZOの前澤社長を批判できず、東京オリンピックも笑えないだろう。

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